永平寺で一番楽しみにしていたのは傘松閣(さんしょうかく)天井繪。
当時(昭和5年)文展・帝展に入選した
南画の大家144名による230枚の花鳥図が格天井にはめ込まれています。
160畳の大広間天井に広がる鮮やかな世界に興奮して全部撮りたいと思い
部屋の端からコンデジの画面に入る分ずつ
他の見学者の手前、怪しくない程度にしずしずと撮ってはカニ歩きで横移動。
一列撮ったところで首は痛くなってくるし時間もかかるし
薄暗いのでピンボケしてるし他の見学者誰一人いなくなるし。
気に入ったのも撮れたし、自分の目で本物見れたから良しとしようよ
とカニ歩きの自分を労い慰めていたら
出口付近の売店で・・・
あっ!?ねぇ!画集、売ってた!!
静かな館内に少し大きめな狂喜の声が響きました。
定価 2,000円。いい買い物しました。
帰りの飛行機でそれをじっくり眺めたという。